【厳選】新社会人におすすめのビジネス本10冊!同期に差を付けたい人は必読

新社会人におすすめの本が知りたい!

社会人として仕事をする上で読んでおいた方がいい本はある?

同期に差をつけるために勉強になる本を知りたい

4月に社会人になった新社会人の方は、入社してから会社でできることも増えた一方で社会人として様々な課題が見つかり、悩んでいるという方も多いのではないでしょうか?

社会人になると新しい環境に、学生とは違ったスケジュールと何かと忙しい生活が続きます。家に帰れば疲れて寝てしまうということもあるでしょう。

しかし、1日に10分でも良いので本を読んで勉強してみませんか?小さな積み重ねが同期に差をつけて、さらには3年後、5年後の未来につながってきます。

そこで、今回は自由に使える時間が限られた新社会人の方でも読めるように、本当に役に立つ本を、実際に読める範囲で届けたいという思いから、過去の自分に読ませたいおすすめのビジネス書を10冊ピックアップしました。

どの本も何度も読み返したい良書ばかりなので、社会人1年目の新社会人の方は参考にしてみてください。

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新社会人が本を読むことのメリットと読書をおすすめする3つの理由

まず新社会人が本を読むことのメリットとおすすめする理由について少しお話しします。

知識は経験を補うことができる

経験は年数をかけることで積むことができますが、もっと早く知っておきたかったという考え方や知識はたくさんあります。

そんな時に読書は本を読むことで、先人の知恵を数千円で得ることができます。経験はある程度知識によって補うことができると思っています。

また物事を判断する基準があるかないかでは、成長のスピードは変わります。

もちろん、一見は百聞に如かずでやってみないと分からないことはたくさんあります。しかし、先に情報に触れておくことで補えることは多いのです。

インターネットの発達でググれば大抵の情報にアクセスできます。しかし、ウェブの情報と書籍の情報にはまだ情報の質に差があると感じます。

インターネットの情報が悪い訳ではありませんが、勉強として情報収取をするのであれば本は情報の密度や質が高いことが多いでしょう。

そのため、経験を知識で補うという点でも読書は大切です。

社会人になって勉強する人としない人には大きな差が生まれる

大学生や高校生の時は勉強することが当たり前だったのに、社会人になってからは勉強をすることを辞めてしまう人が多くいます。

社会人経験のない新卒の新社会人こそ勉強するべきであり、社会人になってこそ勉強するべきことが増えるのですが、意外にも勉強することを辞めてしまう人が多いのです。

実際に周りを見渡してほしいのですが、社会人になっても常に学び続けるという姿勢を持っている人はどのくらいいるでしょうか。

読書に関してこんなデータがあります。

毎月たった1冊の本を読むだけで、自分の属する社会の中で上位1%の収入を得られるようになります。週に1冊、年に50冊読むと、自分の専門分野で最高クラスの専門性を得ることができ、年収も最高クラスになるでしょう。定期的に読書するようになれば、人生は完全に変わるのです。

1日1時間の読書で上位1%の成功者になろう

アメリカのデータですが、1日たったの1時間の読書によって仕事において成功する可能性が増えると考えたら、こんなにコスパの良い投資はないと思います。

今は社会人のための勉強会やセミナー、講座が多く開催されていますが、どれも受動的になりがちです。動画を見る、音声を聞くという勉強法は何かをしながらできるためのとても便利です。

しかし、効率よく成長するには能動的な学習が必要不可欠だと考えます。その一つとして本を読むことです。

ただし、本を読むこと、読書をすることはあくまでも情報を得るための手段です。本を読むことが目的にならないように気をつけましょう。やみくもにたくさん読めばいいという訳ではありません。

記事の後半でビジネス書の効果的な使い方についても解説していきます。

25歳までに触れたもので人生の価値観や考え方が決まる

人は25歳までに触れたもので人生の価値観や考え方の基準が決まってくると言われています。

そのため、25歳までになるべく多くの情報に触れて、思考の選択肢を増やしておくべきです。

特に4年生大学を卒業した新社会人の場合は22、23歳と25歳までの期間は2年間です。

社会経験がない、もしくはバイトだけの少ない状況の新社会人は、新卒で入社した会社の環境や上司、社員の価値観の影響を強く受けます。

その価値観が正しいものやスタンダードなものであればいいのですが、ひねくれた感覚や他社では通用しないような感覚の場合は、今後この基準を変えるのは難しくなります。

そのため、本を読むことで身近な人や環境の基準だけではなく、多くの価値観や基準を知るきっかけを作ることが大切になっていきます。

本を読むことは良質な価値観や情報を得る上で優れた手段です。

新社会人におすすめのビジネス本を選んだ基準とポイント

次にご紹介する書籍を選んだ基準について。

今回ご紹介する書籍は、社会人の敬語の使い方や営業ノウハウ、ビジネス文書の作成方法といった社会人としてのマナーを解説した実用書ではありません。

新社会人が読んでおくと、今後の社会人生活において同期や同僚に差をつけることができる、今後のキャリアを考える上で必要になるであろう考え方や仕事に対するモチベーションを高める本を中心に選択しました。

さらに一人のビジネスマンとしてレベルアップしたい方、社会人として良いスタートを切りたい方に向けた内容となっています。

書籍を選んだ基準は具体的には以下の通りです。

  • 社会人としての考え方のベースを構築できる
  • 仕事のモチベーションが上がる
  • QOLが向上する
  • 同僚、同期と差を付けられる
  • 役立つだけではなく読み物として面白い
  • 流行りや一過性の考え方ではなく長期的に役に立つ本質的な内容

また、ビジネス書は読んで終わりではなく、実行して初めて意味を成すものです。

そのため、今回は何かと忙しく読書する時間が確保しづらい新社会人1でも、読み切れる量として本当に役立つ本を10冊厳選しました。

1冊1,500円前後のため、全て購入しても15,000円〜20,000円ほどに収まります。

1ヶ月に2冊だとすると月に3,000円ほどです。3,000円で今後40年の社会人生活での長く役立つ考え方のベースが手に入ると考えると賢い投資かと思います。

また、AmazonのKindleなどの電子書籍で購入すればさらに価格を抑えられて、本を収納しておく場所も取りません。

ただし、今回ご紹介する本は手元に置いておいて必要な時にパラパラとめくってページを確認するという使い方の方をおすすめします。そのため、紙の本での購入を推奨します。

新社会人におすすめのビジネス本10選

それでは早速、新社会人におすすめのビジネス本を10冊ご紹介します。

上からおすすめ順に並べたので、どれから読もうかと迷ったら①から順番に読んでみてください。本の内容の難易度も後半に行くにつれて上がっていきます。

また「クリックすると目次が表示されます」をクリックすると、本の目次を見ることができます。

ぜひ購入前に目次を確認したり、本の内容の詳細が確認したい方はご利用ください。

  1. 入社1年目の教科書
  2. 伝え方が9割
  3. エッセンシャル思考
  4. マーケット感覚を身につけよう
  5. シリコンバレー式超ライフハック
  6. 超ストレス解消法
  7. シリコンバレー式 最強の育て方
  8. イシューからはじめよ
  9. LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
  10. 転職と副業のかけ算

① 入社1年目の教科書

クリックすると目次が表示されます。

はじめに 仕事において大切な3つの原則

原則❶ 頼まれたことは、必ずやりきる
原則❷ 50点で構わないから早く出せ
原則❸ つまらない仕事はない

1 何があっても遅刻はするな
2 メールは24時間以内に返信せよ
3 「何のために」で世界が変わる
4 単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」
5 カバン持ちはチャンスの宝庫
6 仕事の効率は「最後の5分」で決まる
7 予習・本番・復習は3対3対3
8 質問はメモを見せながら
9 仕事は復習がすべて
10 頼まれなくても議事録を書け
11 会議では新人でも必ず発言せよ
12 アポ取りから始めよ
13 朝のあいさつはハキハキと
14 「早く帰ります」宣言する
15 仕事は根回し

コラム❶ 会社選びの3つの基準

16 仕事は盗んで、真似るもの
17 情報は原典に当たれ
18 仕事は総力戦
19 コミュニケーションは、メール「and」電話
20 本を速読するな
21 ファイリングしない。ブクマもしない
22 まずは英語を「読める」ようになれ
23 目の前だけでなく、全体像を見て、つなげよ
24 世界史ではなく、塩の歴史を勉強せよ
25 社会人の勉強は、アウトプットがゴール
26 脳に負荷をかけよ
27 自分にとって都合のいい先生を探せ
28 ペースメーカーとして、資格試験を申し込む
29 新聞は2紙以上、紙で読め

コラム❷ 70歳になっても勉強し続ける意味

30 仕事に関係ない人とランチせよ
31 スーツは「フィット感」で選べ
32 「あえて言わせてください」で意見を言え
33 敬語は外国語のつもりで覚えよ
34 相手との距離感を誤るな
35 目上の人を尊敬せよ
36 感動は、ためらわずに伝える
37 上司にも心を込めてフィードバックせよ
38 ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
39 叱られたら意味を見出せ
40 幹事とは、特権を得ること
41 宴会芸は死ぬ気でやれ
42 休息を取ることも「仕事」だ
43 ビジネスマンはアスリート

コラム❸ キャリアアップは人磨き

44 苦手な人には「惚れ力」を発揮
45 ペース配分を把握せよ
46 同期とはつき合うな
47 悩みは関係ない人に相談
48 社内の人と飲みに行くな
49 何はともあれ貯蓄せよ
50 小さな出費は年額に換算してみる

コラム❹ チャンスをつかめる人になれ

おわりに 社会人の「勝負どころ」は最初の瞬間

[巻末]情報源1 僕がおすすめする本

[巻末]情報源2 僕がチェックしているツイッター

まずは定番の一冊ですが入社1年目の教科書です。社会人として働く上で一度は読んでおいてほしいと思ったので一番最初にご紹介します。入社1年目の教科書は、社会人としてのマナーや心構えが学べます。

社会人として仕事をする中で大切な成長を加速させる3つの原則50つの具体的な仕事のやり方が解説されています。

読み進めていくと社会人として当たり前と思うような内容のように思うかもしれません。しかし、その当たり前こそが大切な基本です。

仕事をしていると、当たり前のことができていない人やどれだけ当たり前が大切かということを感じる場面もあるでしょう。

そのため、社会人になったら入社1年目の教科書は一度は読んでおくと良い本だと思います。

ただし、一つ注意点と上げるとすると、こちらの本は2011年に出版されたため中には少し古い考え方も含まれています。

例えば、「宴会芸は死ぬ気でやれ:宴会芸を死ぬ気でやる人は、周囲からの評価も高くなる」

こんな項目があるのですが2021年においてこの考え方は少し古いかなと。個人的には思います。おそらく同じことを思う方も多いかと思います。

しかし、本書の内容は基本的に今でも通用するベーシックな内容なので、社会人としてのルールブックとして一度読んでみてください。

また、将来的にマネージャーや管理職になって部下ができた時に、教育や育成に携わる時にも参考になる考え方なのでやはり読んでおくと良いかと思います。

② 伝え方が9割

クリックすると目次が表示されます。

はじめに 伝え方にはシンプルな技術がある

第1章 伝え方にも技術があった!

──なぜ同じ内容なのに、伝え方で「イエス」「ノー」が変わるのか?

●確率0%を、アリに変える!
──すべてのことで可能性が増えれば、人生は変わる

●大切だとわかっているのに、誰も鍛えていない「伝え方」
──学校では教えてくれなかったこと。でも手に入れると人生の決めどころでスマッシュを打てる

●伝えることが苦手だった私
──コミュニケーションで悩み抜き、結果として突破に至るまでの道のり

●「伝え方に技術がある!」と気づいたできごと
──伝え方が苦手だったからこそ気づき、技術として体系化できたこと

●いちど知れば、伝え方は一生あなたの武器になる
──使えば使うほど磨かれ、鋭くなる伝え方の剣

●どんな資格より、まず伝え方を学べ
──就職でも、昇進でも、あなたを最後まで守ってくれるのは、伝え方

●個人発信力が求められている時代
──お店オススメより、バイトのゆっき〜オススメが求められる

●コトバの一般常識にサヨナラ
──正しい言葉づかい、教科書の国語は実践で役に立たない

●ほとんどすべての人が自己流。つまり学べば突出できる
──個人発信の今こそ学ぶチャンス。他の人はまだ気づいていない

●第1章まとめ

第2章 「ノー」を「イエス」に変える技術

──あなたがこれからする頼みごとに「イエス!」をもらう具体的な技術

●コトバは「思いつく」のではなく「つくる」ことができる
──誰にでもつくれる方法がある。一般公開されていなかっただけ

●結果を変える「お願い」コトバのつくり方

●「イエス」に変える3つのステップ
 ステップ1 自分の頭の中をそのままコトバにしない
 ステップ2 相手の頭の中を想像する
 ステップ3 相手のメリットと一致するお願いをつくる

●はじめは丁寧に、レシピ通りに

●「イエス」に変える「7つの切り口」
 ①「相手の好きなこと」
 ②「嫌いなこと回避」
 ③「選択の自由」
 ④「認められたい欲」
 ⑤「あなた限定」
 ⑥「チームワーク化」
 ⑦「感謝」

●「お願い」は相手との共作だ

●この瞬間から、技術を使ってみる
 課題1 「自転車を置かないで」
 課題2 「ムダな電気を消して」

●コトバの力だけで突破する
──モノでつるのではなく、コトバだけで相手の気持ちを変える

●「ノー」を「イエス」に変える技術を毎日に
──選べないはずの、白い携帯を手に入れたコトバ

 コラム  ふせんマジックを使う!
──あなたはまだふせんが持つ可能性の10%しか使っていない

●第2章まとめ

第3章 「強いコトバ」をつくる技術

──感動スピーチも、映画の名セリフも、こうやればつくれる

●誰にでも、強いコトバはつくれる
──例えば、感動するコトバはつくれるのでしょうか?

●世の中の情報量は、10年で約530倍になった
──感動のないコトバは無視される時代

●同じ内容なのに強いコトバと弱いコトバがある

●「強いコトバ」とは?

●コトバエネルギーをどう生むか

●「強いコトバ」をつくる5つの技術
①サプライズ法──超カンタンだけど、プロも使っている技術
②ギャップ法──オバマ氏、村上春樹氏も使う心を動かす技術
③赤裸裸法──あなたのコトバを、プロが書いたように変える技術
④リピート法──相手の記憶にすりこみ、感情をのせる技術
⑤クライマックス法──寝ている人も目をさます、強烈なメッセージ技術

●5つの方法を駆使すれば、無限にコトバはできる
──周りの人から「コトバが変わったね」と言われる日

●人間の本能に基づいたコトバはグローバルだ
──どの国でも、どの人種でも使える技術

●10分で「強い長文」をつくる技術
──つまらなそうな長文を、読みたくなるものに変える! 超カンタン版技術
  ①先を読みたくなる「出だし」をつくる
  ②読後感をよくする「フィニッシュ」をつくる
  ③飛ばされない「タイトル」をつくる

 コラム  時間にゆとりのある方には、長文全体を強く!

●メールは感情30%増量でちょうどいい
──理解すべきは、デジタル文字の冷たさ!

●人を動かすのは、ルールではない。感動だ
──本当に人が動くとき、それは心が動いたとき

●第3章まとめ

おわりに

仕事では上司への報告、クライアントへの連絡など社内、社外問わず「伝える」という工程が多く発生します。

報告一つとってもどのように伝えるかで印象はガラッと変わります。

効率よくシンプルに分かりやすく目的を達成するための伝え方を学べます。

伝え方が9割は、伝え方のプロであるコピーライターの佐々木圭一さんが書いた本です。内容もさることながら本全体の文章も大変読みやすく「伝え方」の大切さが分かります。

特にメールやチャットなどの文章でのコミュニケーションでは、電話や対面での会話に比べてミスが起こりやすいです。

テキストでのやり取りは、表情や声のトーンが分からないことで、怒っているように感じたり、無愛想に捉えられてしまうことがあります。

テレワークやリモートワークが普及して、電話や対面でのコミュニケーションが減って今だからこそ、伝え方を一つのスキルと捉えて、正しく伝えることについて学ぶ必要があると考えています。

③ エッセンシャル思考

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PART1 エッセンシャル思考とは何か

第1章 エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考
第2章 選択──選ぶ力を取り戻す
第3章 ノイズ──大多数のものは無価値である
第4章 トレードオフ──何かを選ぶことは、何かを捨てること

PART2 見極める技術

第5章 孤独──考えるためのスペースをつくる
第6章 洞察──情報の本質をつかみとる
第7章 遊び──内なる子供の声を聴く
第8章 睡眠──1時間の眠りが数時間分の成果を生む
第9章 選抜── もっとも厳しい基準で決める

PART3 捨てる技術

第10章 目標──最終形を明確にする
第11章 拒否──断固として上手に断る
第12章 キャンセル──過去の損失を切り捨てる
第13章 編集──余剰を削り、本質を取り出す
第14章 線引き──境界を決めると自由になれる

PART4 しくみ化の技術
第15章 バッファ──最悪の事態を想定する
第16章 削減──仕事を減らし、成果を増やす
第17章 前進──小さな一歩を積み重ねる
第18章 習慣──本質的な行動を無意識化する
第19章 集中──「今、何が重要か」を考える
第20章 未来──エッセンシャル思考を生きる

最終章 エッセンシャル思考のリーダーシップ

エッセンシャル思考とは、物事の本質を見極め、限られた自分の時間とエネルギーを最も効果的に使い、最高のパフォーマンスを発揮するための考え方です。

本当に重要なものごとを見極めるために必要なのは、じっくりと考える余裕、情報収集の時間、遊び心、十分な睡眠、何を選ぶかという基準の5つから成り立っていると本書では解説しています。

仕事をしているとどうしても自分がやるべきことと、やらなくていいことが判断できなくなりがちです。特に入社したばかりの新社会人の場合は生活に慣れることで精一杯になることでしょう。

しかし、そんな忙しく余裕のない中でもエッセンシャル思考を学び、実践することで自分のタスクと他人のタスクを見極めることができると、1年目から最高のパフォーマンスを発揮することができるでしょう。

個人的にはエッセンシャル思考を身に付ける一番のメリットと、全力の6割くらいの力で他の人の8割や全力と対等に勝負できるようになることだと思っています。

もちろん毎日全てに全力!というスタンスもいいのですが、エネルギーをかけるところを取捨選択することで効率よく最高のパフォーマンスを発揮する方が結果につながるのではないかと考えています。

プロセスよりも結果が重視されるビジネスの世界で、結果を出し続けるためにエッセンシャル思考は重要な思考法です。

④ マーケット感覚を身につけよう

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はじめに

序 もうひとつの能力

ANAの競合を論理的に分解する
顧客の利用場面を想像する
論理思考とマーケット感覚

1 市場と価値とマーケット感覚

市場を理解するための要素
価値とは何か?
価値を論理的に思考する
マーケット感覚は学べるスキル

2 市場化する社会

相対取引だった昔の就職活動
相対取引から市場取引へ
婚活も市場化!
市場化を加速するネットの思想
再構築される序列とグローバルな市場統合
需給で決まる価格
需給バランスに振り回される難関資格職業
キャリア形成にも不可欠なマーケット感覚

3 マーケット感覚で変わる世の中の見え方

これからは英語の時代ってホント?
市場の「入れ子構造」を理解しよう
NPOに負けているビジネス部門
成功の鍵は市場の選択
私的援助こそ弱者を切り捨てる
必要なのは知識ではなくマーケット感覚

4 すべては「価値」から始まる

マーケティングとマーケット感覚
「価値」を見極める
非伝統的な価値の出現
ジャパネットたかたは何を売っているのか?
「選んでもらう」という価値
人工知能で「目利き力」が売れる時代へ
普通の人も「売れる価値」を持っている!
「日本の消費市場」には国際競争力がある
「市場創造」が世界を豊かにする

5 マーケット感覚を鍛える5つの方法

その1 プライシング能力を身につける
    「値札」や「相場」は他者の判断結果
    コスト積み上げ発想からの脱皮
    実は先進国も一物多価の世界

その2 インセンティブシステムを理解する
    あの人はお金のために動いている!?
    自分の欲望に素直になろう!
    規制や罰則で問題を解決しようとしない

その3 市場に評価される方法を学ぶ
    すべての人にチャンスを与える市場
    属人的な組織評価からの脱皮
    「ふるさと納税」の画期的な意義
    作り込みより「とりあえずやってみる」

その4 失敗と成功の関係を理解する
    学びに不可欠なふたつのステップ
    フィードバックを得ることが目的
    成功への標準プロセスが変わる

その5 市場性の高い環境に身を置く
    ニート向けの本を1700円で売る出版界
    市場性が極めて低い学校
    公的分野の人にも必要なマーケット感覚

終 変わらなければ替えられる

「変」or「替」
市場が規制を変える
守られているものほど危ない
一生ひとつの専門性は無理
親が子供に伝えるべきこととは?

さいごに

どんな仕事においてもマーケティングの考え方は必須のスキルです。ビジネスはマーケティングがないと成り立たないと言っても過言ではないでしょう。

どんなに安いものでも、高級なサービスでも、マーケティングが元に成り立っています。

マーケティングとは簡単には誰がどんな悩みを抱えているのか、その悩みを解決するためにどのような商品やサービスを提供するといいのかということ考えることです。

マーケット感覚を身につけようではマーケティングについて分かりやすく解説しています。

サブタイトルにもある「これから何が売れるのか?わかる人になる5つの方法」は社会人として必須の感覚だと思います。

今の時代、マーケティングはマーケターだけのスキルではありません。

社会人1年目からマーケティング感覚を身につけることは、どんなポジション、仕事においても役に立つスキルです。

会社員として昇級したい方、フリーランスとして独立したい方、起業してビジネスを展開したい方、どんな目標を持つ方にもおすすめの一冊です。

マーケティングの入門本として読んでみてください。

⑤ シリコンバレー式超ライフハック

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はじめに――「人類史上最強の技」を全部伝授する

■PART1 もっと賢く SMARTER

第1章 自己――大事なことと強みに集中する
第2章 脳――習慣とトレーニングで強化する
第3章 恐怖――リセットすべき原始的本能
第4章 休息――倒れずに続けるために必要なこと

■PART2 もっと速く FASTER

第5章 セックス――意識の変容に至る方法
第6章 睡眠――努力しなくてもできるライフハック
第7章 運動――大切なのは「運動」ではなく「機能的動作」
第8章 食事――健康増進とアンチエイジングの秘訣
第9章 テクノロジー――健康と医療の研究成果を活かす

■PART3 もっと幸せに HAPPIER

第10章 幸福――お金やモノとの正しい関係
第11章 人間関係――人はひとりでは生きられない
第12章 瞑想――脳をリセットする
第13章 自然――太陽のもとで土と戯れよう
第14章 感謝――脳をつくり変えるパワー

シリコンバレー式超ライフハックは、仕事の場面だけではなく、人生をよりよくするためのライフハックがまとめられています。

社会人になると学生生活とは異なった生活に困惑することもあるでしょう。

覚えておいてほしいのは仕事は生活の一部でしかないということです。

仕事がどんなに楽しくても、仕事が嫌でも、仕事を中心に生きているのではなく、生きるために仕事をしているというベースがあります。

仕事で結果を出すためには、生活が充実している必要があります。健康や生活のベースがなければ最高のパフォーマンスは発揮できません。

本書では人生をよりよくするライフハックがまとめられています。

また、作者のデイヴ・アスプリー(Dave Asprey)さんは、シリコンバレー式のシリーズとしてシリコンバレー式自分を変える最強の食事も出版しており、彼の考案した完全無欠コーヒー(バターコーヒー)は大きな話題となりました。

食事法に興味のある方は、合わせてシリコンバレー式自分を変える最強の食事も読んでみてください。

⑥ 超ストレス解消法

クリックすると目次が表示されます。

★当たり前なのに誰もやらないストレス対策の超基本
なぜか誰もやらないのが不思議な、超基本のストレス対策とは ?

★どうしてもあなたのストレスが減らない3つの根本原因
ストレスの3つの根本原因を押さえて不安とイライラを根こそぎ解決 !
根本原因1 思考のアンバランス
根本原因2 栄養のアンバランス
根本原因3 受容のアンバランス

★すぐに効いて長く効く ! ストレス対策の三種の神器
三種の神器1 呼吸法トレーニング
三種の神器2 エクササイズ
三種の神器3 バイオフィリア

★最速でイライラが激減! 18の超時短メンタルトリック

★無敵のメンタルを手に入れる ! ストレス解消「ゲーム化」ガイド【商品解説】

社会人として仕事をすると何かとストレスを感じる瞬間が増えます。ストレスを溜め込まずに心身共に健康に過ごすためにもストレス発散方法を持っておく必要があります。

ストレスはうつ病やパニック障害など精神的な症状の原因の一つです。

自分には関係ないと思っている人ほどストレスに対する対策を知っておくべきだと考えます。

ストレスフルになってしまってからでは、冷静な判断ができなくなります。そのため、余裕のあるうちに自分にあったストレスの解消法を身につけておきましょう。

超ストレス解消法では論文の引用とともに科学的に効果が証明されているストレス解消方法をまとめてあります。

自分に合ったストレス解消方法を見つけておきたいですね。

職場の人間関係で悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてみてください。

⑦ シリコンバレー式 最強の育て方

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はじめに

第1章:なぜ、今1on 1ミーティングで人も会社も変わるのか

第2章:1on 1ミーティングで何を話すのか―部下と信頼を構築するために

第3章:1on 1ミーティングで何を話すのか―部下の成長を支援するために

第4章:1on 1ミーティングを始めてみよう

おわりに

1on 1ミーティング質問・伝え方一覧

人が育たない、優秀な人が辞めてしまう、チームに活気がない、などという組織の課題は突き詰めていくと、「個人に焦点を当てた対話の不足」が原因であると本書では語られています。

シリコンバレー式 最強の育て方は、1on1(個人との対話)の重要性ややり方、マネージャーの部下との関わり方=マネジメントについて事例とともに解説されています。

マネジメントというと、一見新卒の社会人には関係ないように思えますが、仕事における適切なコミュニケーションの取り方や目標設定、評価、さらには業務改善やチームの課題解決について考えることのできる内容になっています。

そのため、社会人1年目の新入社員でも読んでおく価値があると思い、リストアップさせていただきました。

また基本的にはマネジメントについて書かれているので、将来マネージャーや管理職になった時にも役に立つ1冊です。

また、マネージャーである上司の役割や考えを理解することで一疎通がしやすくなり、スムーズな人間関係の構築にもつながると考えます。

⑧ イシューからはじめよ

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はじめに 優れた知的生産に共通すること

■序章 この本の考え方―脱「犬の道」

■第1章 イシュードリブン―「解く」前に「見極める」

■第2章 仮説ドリブン(1)──イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる

■第3章 仮説ドリブン(2)──ストーリーを絵コンテにする

■第4章 アウトプットドリブン──実際の分析を進める

■第5章 メッセージドリブン──「伝えるもの」をまとめる

おわりに 「毎日の小さな成功」からはじめよう

仕事をしていると組織や個人に限らず課題が発生します。イシューからはじめよでは、生産性の高い働き方をテーマに課題を解決する方法について書かれています。

最初に紹介したエッセンシャル思考に通じる考えがありますが、本書ではまず「問題を解く前に、本当にそれが解くべき問題であるか、イシューであるかを見極める必要がある。」と述べています。

自分のタスクと他人のタスクを分けるというエッセンシャル思考と胸中する考え方です。考える必要のない問題に労力をかけずに、仮設を立てて本質を見抜く感覚を磨くことができます。

少し長くて難しい内容ですが論理的思考や問題解決力は仕事でも役立つ考え方なので、時間をかけてでも読んでおきたい1冊です。

単純なノウハウ本ではなくこれぞビジネス書といったストーリーとノウハウのバランスが良いなと思いました。ただ読書に慣れていないと少し読みにくいかもしれません。

⑨ LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

クリックすると目次が表示されます。

序 章 100年ライフ

第1章 長い生涯――長寿という贈り物

第2章 過去の資金計画――教育・仕事・引退モデルの崩壊

第3章 雇用の未来――機械化・AI後の働き方

第4章 見えない「資産」――お金に換算できないもの

第5章 新しいシナリオ――可能性を広げる

第6章 新しいステージ――選択肢の多様化

第7章 新しいお金の考え方――必要な資金をどう得るか

第8章 新しい時間の使い方――自分のリ・クリエーションへ

第9章 未来の人間関係――私生活はこう変わる

終 章 変革への課題

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)は、人生100年時代をどうやって生きるのかを解説した本です。

これまでは人生は「教育→仕事→引退」の大きく3ステージに分けられましたが、長寿が進むことでさらに細分化した「マルチステージ」の人生に突入するだろうと本書では語られています。

終身雇用、年功序列、60歳での定年など従来の働く仕組みが変わっていく世界において、新しい環境に適応するために変わり続ける覚悟が必要だといいます。

新社会人はまだ社会人としてのスタートラインにたったばかりですが、今後のキャリアプランや人生を長い目で考えるための考え方は知っておくと良いことだと思います。

LIFE SHIFTではそんな多様化するライフスタイルの基盤となる考え方を学ぶことができます。

キャリアアップしたい、今後の人生に漠然とした不安があるという方は、LIFE SHIFT(ライフ・シフト)を読んで広い視野を持つことで、見えてくるものがあるはずです。

⑩ 転職と副業のかけ算

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はじめに―給料はもらうものではなく「稼ぐもの」

序章 「個人で稼ぐ」サラリーマンが本当の安定を手に入れる時代

第1章 年収240万円の地方ホームセンターを選んだ理由

第2章 地方ホームセンターやリクルートで学んだ「成果」に繋がる働き方

第3章 4度の転職で年収を上げ続けた「転職術」

第4章 本業を活かして稼ぐ「サラリーマンの副業」

第5章 生涯年収を最大化する生き方

社会人になったばかりなのに転職と副業?と思うかもしれませんが、転職と副業のかけ算では生涯年収を最大にするという点にフォーカスして、社会人としての市場価値を上げるための考え方を解説しています。

転職と副業のかけ算の著者のmoto(戸塚俊介)さんは、2021年4月に転職アンテナという転職に関する情報を発信している個人ブログを10億円で売却して話題になりました。

終身雇用制度が当たり前ではなくなった時代において、新卒の社会人でも転職のことについて考えておくことは必要なことだと考えます。

社会人1年目から将来の転職について考えを持っておくことで、毎日取り組む仕事の意味が変わってきます。

転職する予定がなくても、いつでも転職できる準備をしておくことは今後のキャリアを考えるうえで役に立つ考え方です。

新社会人におすすめのビジネス本の活用方法

最後に新社会人が120%ビジネス書を活用する方法について解説します。本を読んだだけで終わらせたくない方はぜひ実践してみてください。

読んだだけで満足しない

本を読むということは情報や知識を得るための手段であり、目的ではありません。そのため、本を読んで学んだことをアウトプットすることが大切です。

アウトプットの方法をいくつか紹介します。

  • 印象に残ったことを書き出す
  • 仕事での雑談の話題にしてみる
  • 読みながら自分自身の事例に当てはめる
  • 気になった内容をググってみる
  • 関連書籍を読んでみる

本を読みながら気になったポイントをメモしておくことは最も簡単なアウトプット方法です。そして、これも書いただけにせず、すぐに仕事で実践してみましょう。

また気になったポイントをさらに詳しく知るためにググってみるのも、立派なアウトプットです。

関連書籍を探すためには、Amazonで本のタイトルを検索して、商品ページに行くと商品ページの下に関連書籍が表示されます。

目次を見て興味のあるところから読む

社会人になりたては、毎日が慌ただしく読書に割ける時間限られているでしょう。

本を読む時間がない、読書が苦手や本を買って満足してしまう、読みかけの本が机に積まれているという方は、本は最初から読まないといけないと思っている方が多いです。

しかし、本は最初から全て読む必要はありません。

ビジネス書は内容が章ごとに分かれており、小説や物語などとは違い途中から読んでも内容が理解できるものが多いです。

時間が限られている社会人は目次をパラパラとめくって気になるところから読んでみましょう。

興味のある部分から読むことで必要な情報をだけをピックアップすることができ、効率的に読書を進めることができます。

ただ、ストーリー調で話しが進んでいく本もあります。また筆者の立場になると読んでほしい順番に書いているということが考えられるので、時間があるのであれば頭から読んでいくのが正攻法かもしれません。

時間を空けてもう一度読んでみる

時間を空けてもう一度読んでみる大切さ
一度読んでみて「よく分からない」「全然いい本ではない」「自分には合っていない」と思うことはよくあることです。自分の生活や思考のレベル、経験などとあまりにも遠い内容の本は内容が理解できないことがあります。

だからといってこの本はダメな本だと決めつけてしまうのはもったいこと。「よく分からない」「自分には合わない」と思った本でもすぐに捨てたり、売ったりせずに大切にとっておきましょう。

大学生におすすめの自己啓発本13選!読むべき理由や選び方も解説

本は内容が同じでも、自分の経験やスキル、持ち合わせている知識、悩みなどによって捉え方が変わります。そのため、一度読んだ本も時間を空けてもう一度読んでみることも大切です。

さいごに

以上、同期に差を付けたい新社会人におすすめのビジネス本10冊でした。どれも今後の社会人として仕事をする上で役立つものばかりなので、ぜひ読んでみて下さい。

どれから読めばいい?と迷ったら、今回ご紹介した順番に読んでいくことがおすすめです。

ぜひ、社会人1年目の新しいことを吸収しやすい時期だからこそ、今後の価値観や判断基準を構築するためにも読書をして勉強してみて下さい。

社会人一年目は慣れないことも多く忙しいとは思いますが、刺激的で素敵な社会人生活を祈っています。

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