SNSに疲れたので1ヶ月間全てやめてみた時の話

ツイッターにインスタグラム、フェイスブックにTikTok、最近ではクラブハウスと、私たちの生活にはSNSが溢れています。電車や街を見渡せば9割以上の人がスマホを眺めており、多くの方がSNSのない生活なんて考えられないというSNS依存症になっているように思います。さらに、SNSは常にアップデートされていき、便利な機能が追加されていきます。

しかし、技術が進化していく一方で「SNS 疲れた」と思う方も増えてきているのではないでしょうか。私もその一人でした。

ある日「SNS疲れた」と思った私は登録している全てのSNSを1ヶ月間やめてみることにしました。この記事はSNSを全てやめてみて分かったリアルな体験談です。SNSが当たり前になった現代において皆さんにも当てはまる内容だと思うので、SNSに疲れたなと思っている方はぜひ読んでみてください。

SNSに疲れたので全てやめることにした話

まずは私がSNSを全てやめてみようと思った経緯を簡単にお話しします。

脳のワーキングメモリーが容量オーバーを感じた

現代人は仕事に家事に毎日やることがたくさんありますが、なかでも増えすぎたSNSは私の脳のワーキングメモリーを圧迫していました。

ワーキングメモリーとは作業容量のことで、生活や仕事などあらゆる作業を記憶しておくための機能です。このワーキングメモリーがいっぱいになると、作業が手に付かなかったり、集中できなかったりする訳です。

仕事に力を入れたことでタスクが増えたのですが、そのタイミングでSNSが生活のリズムや時間を狂わせているように感じたのです。

寝る前にインスタやTiktokを眺めていると1時間くらいあっという間に過ぎていきますが、このSNSを眺めている時間が時間と体力を無駄に消耗している原因なのではと思ったのです。

インスタグラムは精神を狂わすという研究を見つけた

何気なくYouTubeを見ていると、メンタリストのDaiGoさんの「やめると人生変わるSNSランキング」という動画を見つけました。

動画では精神に悪影響を及ぼすSNSをランキング形式で表している研究を紹介しています。中でもインスタグラムが精神的には良くないという内容でした。

英語の記事にはなりますがこちらの記事(Instagram ‘worst for young mental health’)にも研究についてまとめられています。

直訳すると「インスタグラム「若者のメンタルヘルスにとって最悪」」僕もインスタグラムとツイッターとメインで使用しているので、SNSの精神的な悪影響を強く受けているのであろうと感じています。

いいねやフォロワー数を増やすことだけが目的に

SNSに疲れたという方によくある話かもしれませんが、今回SNSをやめてみようと思った理由にはいいねやフォロワーに疲れたということもあげられます。

ワーキングメモリーがパンクして、SNSが生活を圧迫していたということの他にSNSをやめようと思った大きな理由がいいねやフォロワーを増やすことが目的になってしまったことです。

なぜSNSに登録したんだっけ?何のためにSNSを運用しているの?と本来の目的を見失ってしまいました。ざっとではありますが、こんな理由から僕はSNSを全てやめることに決めました。

SNSを全てやめた正直な感想

そして、SNSを1ヶ月間やめてみることに。やめるといってもアカウントを削除するのではなく、今回は使用しない(使用を控える)という意味での実施です。連絡手段としても使用しているので、そのあたりは返信します。

試してみて感じたことや変わったことはたくさんあったのですが、特に変化を感じたポイントを3つ紹介します。

1日が長く感じるようになった

インスタグラムのインサイトを確認すると、僕は1日に平均3〜4時間インスタグラムを使用していました。ツイッターやTikTokを眺めている時間を含めたら、もっと長くなります。

まずこの3〜4時間が空くことによって、1日が長く感じるようになりました。これがSNSをやめて一番に感じたことです。

朝起きてから出勤するまでの時間、通勤中の時間、仕事の休み、帰宅後、休みの日などとにかく時間が生まれました。時間は作るものという意味がはじめて分かりました。

やるべきことに集中することができるようになった

次に仕事やリアルな人間関係に集中できるようになりました。時間ができたことに関連していますが、SNSをやめたことで本来自分がやるべきことに集中できるようになりました。

空き時間にSNSを見るという選択肢がなくなったことで、このブログもそうですが、自身のサービス作り、仕事の営業など今やるべきことに集中できるようになりました。

生活リズムが整うようになった

最近は寝つきが悪かったのですが、SNSをやめたことで夜寝れるようになりました。お風呂上がりにベットでSNSをチェック。眠くなったら寝るという生活でした。おそらく寝る直前までブルーライトをガンガンに浴びていたことで、睡眠に支障が出ていたのだと思います。

しかし、SNSをやめてみると意味もなくスマホをチェックするということはなくなるため、崩れた生活リズムも整ったのだと思います。

特に変化を感じたのは以上の3つですが、これらの他にも

  1. 活動的になって行動力が上がった:使える時間が増えたため
  2. 目が疲れにくくなった:スマホの利用時間が減った
  3. 落ち込まなくなった:他人と比べなくなったから
  4. 浪費が少なくなった:知らないうちに購買意欲を掻き立てられていた
  5. 充実感を感じる:自分と向き合う時間が増えた

など健康面や精神的な部分で変化を感じることが多くありました。

SNSを全てやめたことにはデメリットもあった

SNSを全てやめたことで得られたメリットはたくさんありましたが、デメリットもあったのも事実です。私はSNSを全てやめたことで小さな不安なことが増えました。その理由を3つ考えてみました。

最新情報やチャンスを逃してしまう

僕は家にテレビがないので、ニュースや最近情報の情報源はSNSでした。そのため、SNSをやめたことで最新情報がシャットダウンされてしましいました。

そこまで意欲的にニュースをチェックしていた訳ではないのですが、話題のものはツイッターのトレンドやインスタのおすすめに表示されているので、自然と頭に入っていました。

また、SNSを情報収集の手段として使用していたので、やめたことでお得な情報やチャンスを逃してしまうことがありました。この辺りは完全にやめることのデメリットかなと思います。

友達の連絡先がなくなる

連絡先の交換は電話番号やメールアドレスではなく、LINEやインスタグラムを使用しています。とりあえずインスタのアカウント教えて!ツイッターやってる?LINEは?とこんな会話は当たり前です。ふと考えてみると、連絡手段がインスタだけ、ツイッターだけという知り合いは結構多くいたのです。

普段から連絡を取っていなかったのであれば、不要な繋がりなのかもしれませんが、必要な繋がりもあるので今回は使用をしないだけでしたが、アカウントを削除してしまうと連絡が手段が断たれてしまうなと思いました。

娯楽や趣味の繋がりがなくなる

自分の趣味と合う人が周りにいない場合は、ネット上で繋がりや情報交換をすることになります。そこでSNSを使用していたのですが、SNSをやめてしまうと娯楽や趣味の楽しみが一つなくなりました。

続けていけばそのうち慣れてくるのでしょうが、SNSで趣味のコミュニケーションを楽しんでいたので、SNSをやめるとこの繋がりもなくなるのかと初めて気が付きました。

知らないうちに多くの人と繋がっているのですね。改めてSNSの偉大さも感じました。

上記の他にも

  • モチベーションの低下:テンションの上がる情報が入ってこない
  • 承認欲求が発散できない:いいねやフォロワーの数で承認欲求を満たしていた
  • 通勤中や待ち時間などちょってした空き時間にやることがない:代わりとなるものがなかった
  • 寂しい:繋がりやコミュニケーションが減ったから

などデメリットもいくつか感じることはありました。

いきなりSNSを全てやめるのは無理という人のための対処法

SNSから距離を置きたいけど、いきなりやめるのは抵抗があるという方のための対処法を3段階のレベル別に考えました。

レベル1:時間を決めて使用する時間を管理する

最初はSNSを全てやめるのではなく、1日に使用する時間を決めるといいでしょう。

1日30分まで、家ではSNSを見ないなど、使用する時間を制限することで、段階的に使用時間を減らしていく方法です。やめるとなると抵抗がありますが、減らすのであればハードルは低く試しやすいです。

レベル2:投稿をアーカイブor削除して、見る専用に

SNSの投稿を整理して、投稿はせずに見る専用に使用する方法です。

インスタグラムには投稿をホーム画面から非表示にするアーカイブという機能があります。そのため、一旦投稿をアーカイブにすることで、リセットした気分を味わえます。

また、Twitterであればツイートを消したり、整理することでSNSの利用を徐々に断捨離していきます。投稿はせずに閲覧用にすることで、いいねやフォロワーの呪縛からは解き放たれます。手軽にできるのに以外と効果的です。

レベル3:ログアウトする

最後はSNSを完全に使用しない体験をしたいのであれば、アカウントからログアウトしてしまいましょう。

アカウントを消すわけではないので、ログインすればまた使用することができます。しかし、ログアウトすることで通知やメッセージが来なくなるため、SNSとの距離を取ることができます。

SNSに疲れたなら思い切って全てやめるみるのもアリ

SNSがない生活以外考えられない。しかし、SNSに疲れてきた。という方は一度SNSを全てやめてみるのもアリだと思います。しかし、いきなりSNSを全てやめるのは大変かと思うので、まずは

  • 1日に使用する時間を決める
  • 連絡手段としてだけSNSを使用する
  • 通知をオフにする

このあたりからはじめてみるのがいいかもしれません。

あなたもSNSに疲れたと感じたのであれば、SNSの使用を当たり前だと思わずに、思い切って距離を置いてみて下さい。自分自身と向き合う時間が増えて、普段は気付けなかったことに気が付けるかもしれません。

今回1ヶ月間SNSから離れてみて、SNSとの向き合い方が変わりました。以外になくても大丈夫ということに気がついたので、これからのSNSの使用は情報収集用にシフトしていきたいと思います。

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