ランディングページにおける魅力的な無料オファーの作り方と21のアイディア

魅力的な無料オファーはランディングページのコンバージョン率を左右します。故に緻密にアイディアを練って仕組みや構造を考える必要があります。

しかし、無料オファーは難しく考えすぎる必要はありません。効果がありよく使われる無料オファーはある程度限られています。そのためゼロから考えずに既存のアイディアに自分の商品やサービスを当てはめて考えれば良いのです。

そこで今回はランディングページにおける無料オファーのアイディアを21個ご紹介します。

もしあなたがランディングページを作成する時に

「自分のサービスには魅力的な無料オファーがない」

「無料オファーの作り方が分からない」

「無料オファーのアイディアが思いつかない」

こんなお悩みをお持ちの場合この記事を読むことで、あなたの商品やサービスのランディングページに使用できる無料オファーがきっと見つかるはずです。

ランディングページにおける無料オファーとは何か

ランディングページでメールアドレスを登録する理由となるのが無料オファーです。

  • 今すぐ資料請求する
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  • 無料カウンセリングはこちら
  • テンプレートを無料配布中

あなたはランディングページでこんな言葉を見たことがないでしょうか。これらがまさに無料オファーです。マーケティング用語でリードマグネットとも呼ばれます。

いわゆるランディングページに設置されている大きなボタンに書かれている内容が無料オファーです。

無料オファーの役割は見込み客がメールアドレスを登録する理由を作り出すことです。

ランディングページはリストを獲得するためのページです。

ランディングページを訪れたユーザーに突然「ここにメールアドレスを登録して下さい。」と言っても登録してくれることはないでしょう。怪しすぎます。

そこで、出てくるのが無料オファーです。

読者が興味を持ち「欲しい」「知りたい」と思うようなオファーを提示することで「メールアドレスを登録していただいたら情報を送信しますよ」という流れを作り出せるのです。

メールアドレスと引き換えにオファーをプレゼントします。という構造です。

  • 見込み客は欲しかった無料オファーが手に入る
  • ランディングページのオーナーはリストが手に入る

とWin-Winな関係が成り立っているのです。

ランディングページで見込み客を集める無料オファーを作るうえで注意する点

無料オファーの作るうえでは以下の2つを考慮する必要があります。

  1. 見込み客が興味関心をリサーチする
  2. バックエンド商品との繋がりを考慮する
  3. ランディングページは1ページに1オファー

それぞれ解説していきます。

1.見込み客が興味関心をリサーチする

見込み客のリサーチをしましょう。見込み客として予測されるペルソナを明確に設定して市場をリサーチします。

無料オファーはランディングページを訪れた見込み客の興味を惹く内容かどうかが大切です。

どんなに素敵な無料オファーを作っても、見込み客に関係のない情報であれば魅力を感じてもらうことはできません。

見込み客を設定して悩みや困りごとをリサーチすることで、見込み客が欲しがる無料オファーを作成することができます。

また無料オファーは無料だからといって手を抜いてはいけません。無料オファーが無料とは思えないほど充実した内容だと、返報性の法則により無料オファーを受け取った見込み客はあなたに何かを返さないとという気持ちになります。

無料オファーの内容が充実していると、今後登場するバックエンド商品も良いのもだと思ってもらえるでしょう。無料オファーの品質は信頼性を構築する役割もあります。

【関連記事】【悪用厳禁】セールスレターで読者を行動へと導く11個の心理学テクニック

2.バックエンド商品との繋がりを考慮する

あなたがランディングページでリストを獲得する時には、その先に買って欲しいバックエンド商品があるはずです。

  • 無料オファー→有料ウェビナー
  • 無料オファー→有料テンプレートパック
  • 無料オファー→セミナーへの参加

など、無料オファーはバックエンドへと橋渡しをする役割があるため、無料オファーはバックエンド商品の関係を考慮して作成する必要があります。

例えば、あなたがバックエンド商品として「SEOに強い記事が作成できる完全ガイド」という商品を販売したいのに、無料オファーとして「未経験からWebエンジニアになるための完全ガイドブック」というレポートを配布しても、バックエンド商品に興味を持ってもらうことは難しいです。

なぜなら、バックエンド商品はライター向けなのに対して、無料オファーはエンジニア向けの情報だから。

これは極端な例ですが、ペルソナ設定を間違えたり、飛ばしたりすると無料オファーとバックエンド商品の繋がりに矛盾が生じることが考えられます。

無料オファーはバックエンド商品との関連性、つながりを考えて用意するようにしましょう。

3.ランディングページは1ページに1オファー

ランディングページでは一つのページに一つの無料オファーが基本です。

無料資料請求、テンプレ付き、無料相談も…と魅力的に見せたいあまりオファーを足しがちですが、オファーは一つで十分です。

オファーを増やしすぎると、複数のオファーに向けてランディングページが進んでいくため。訴求軸がぶれてキャッチコピーやリードコピーの訴求力が弱くなってしまいます。

無料オファーは一つに絞って見込み客にグサッと刺さるランディングページを作成しましょう。

いくつかオファーがある場合は、一つのランディングページに詰め込めずに一つずつABテストで効果を分析してみましょう。

ランディングページで今すぐ使える無料オファーの21のアイディア

次に今すぐ使える無料オファーのアイディアを21個ご紹介します。

無料オファーが思いつかないという方は、是非参考にしてみて下さい。きっとあなたにぴったりの無料オファーが見つかるはずです。

1.資料請求

サービスや商品の詳細がまとめられた資料を作成しておき、郵送もしくはメールにて送信します。

ランディングページには記載しきれなかったサービスの詳細や料金プランなどを資料にします。

例:

  • 資料請求はこちら
  • 詳細資料のダウンロードはこちら

2.テンプレート

〇〇のテンプレートは非常に人気のある無料オファーです。

例:

  • 初心者でも簡単にSEOに強いブログ記事が書けるテンプレート
  • セールスライティングスターターテンプレート

3.レポート

あなたの経験から得た知見を元にレポートを作成します。あなたの素晴らしい実績データは知りたいと思う人がいるはずです。

例:

  • SEOで上位表示を量産したブログのキーワードを公開
  • お菓子大好きでも3ヶ月で10kgのダイエットに成功した方法を公開

4.チェックリスト

チェックリストも有効な無料オファーの一つです。人は得をするためよりも失敗したくない、損したくないという感情が強いので、失敗しないための〜や〇〇なら見直すべきチェックリストなどがおすすめです。

例:

  • SEOで上位表示を目指すなら確認しておきたい12のチェックリスト
  • 売れる記事LPに共通する7つの特徴

5.事例

あなたのサービスに素晴らしい実績がある場合は、その事例の詳細をストーリーとともに発信することができます。どのようなクライアントがどのような悩みを解決できたのか。またそれはどのような方法だったのかを解説します。

あなたのサービスの購入を検討している見込み客に商品購入後の未来を想像してもらいやすくなります。

例:

  • 記事代行サービスの利用でブログ収益が20倍になった事例を紹介
  • 〇〇(サービス名)の導入事例をダウンロードする

6.スプレッドシート

ExcelやGoogleスプレッドシートを使用した管理シートも喜ばれます。例えば、文章の校閲シートや納期のスケジュール管理シートなどです。身近なExcelでも魅力的な無料オファーを作ることができます。

例:

  • Webライターの納期管理シート
  • 3ヶ月で10kg痩せるための食事管理シート

7.無料書籍(送料のみ)

書籍を無料で配布するというランディングページよく見かけます。しかし、送料(500円)のみかかりますというパターン。実質無料ではありませんが、数百円という少額で本が読めるという無料オファーです。

例:

  • 〇〇(書籍名)を一冊丸々プレゼント(送料500円)

8.マインドマップ

私たちが頭の中で自然と行なっている思考の整理を放射状にまとめた図をマインドマップと言います。見込み客の興味のある内容について、あなたのノウハウを混ぜ込んだマインドマップは有益な情報となり得ます。

例:

  • 副業で月10万円を目指すためのマインドマップをプレゼント
  • 無料で使えるチームの団結力を高めるマインドマップを無料配布

9.PDFファイル

PDFファイルは無料オファーの種類ではなくファイルの形式ですが、PDFファイルでのコンテンツ作成も簡単に作成できる無料オファーです。

10.パワーポイント

パワーポイントで作成したスライドショーを配布します。表やグラフが使いやすいので数値を強調したい時に適しています。こちらもPDFファイル同様にファイルの形式アイディアです。

BtoBサービスの場合はパワーポイントやPDFファイルが良いでしょう。

11.電子書籍

eBookをプレゼント。こちらも仕組みはレポートやPDFファイル、パワーポイントと変わりません。ファイルの形式のアイディアです。

電子書籍はCtoCの個人向けサービスに適しています。

12.コンテンツの一部を無料公開

有料記事や書籍の前半部分や第一章を無料公開するという手法です。

13.カタログ

資料請求と似ていますが、商品がまとめられたカタログ請求はサービスではなく、商品を販売する時に有効な手法です。

14.動画コンテンツ

最近では動画コンテンツも人気がある無料オファーです。YouTubeの普及で動画で学ぶという人が増えてきているので、動画コンテンツに魅力を感じる人も多いことでしょう。

セミナー形式やスライドショーの説明というバリエージョンが考えられます。

15.ウェビナー

動画コンテンツの中でも、オンラインで行われるセミナーであるウェビナーは近年需要が増加しています。通常、オフラインとで行われていたセミナーをライブ配信もしくは数時間の動画として配信します。

16.音声コンテンツ

ラジオ感覚で聴くことができる音声コンテンツも、ながら作業が多い現代人にはぴったりです。電車や空き時間に場所を問わずコンテンツを消費してもらえます。

内容はウェビナーや動画コンテンツを同様でOKですが、視覚的な要素がないため伝え方に気を使う必要があります。

17.無料カウンセリング、相談

パーソナルジムやヨガ、その他スクールなど先生業の場合は店舗に来店してもらう、もしくはオンラインでコンタクトを取るための最初の一歩として使われます。

例:

  • 無料カウンセリングはこちら
  • 今なら無料相談受付中

18.無料見積もり

基本料金はあるが、状況によって料金が異なるようなデザイナー、コンサルタント、マーケティングサポートなどの職種では無料の見積もりをよく見かけます。

BtoBの企業向けサービスでサイトには料金が掲載されていない場合などは、お問い合わせと見積もりはセットで無料オファーとしていることもあります。

19.割引チケット、クーポン

ランディングページを見てくれた方限定の割引チケットやクーポンもお得感を演出できます。割引が適応されることで購入のハードルを下げることにもつながります。割引チケット、クーポンはレポートとセットにして良いでしょう。

例:

  • 〇〇(サービス名)の1回無料クーポンを配布中
  • 2,000円割引チケット付き

20.会員サイト(コンテンツ)への登録

意外と見落としがちですが、会員登録も立派なリスト取りのアイディアです。会員登録すると無料で見られるようになる会員専用コンテンツも一種の無料オファーです。

例:

  • 会員登録して記事を読む
  • 資料をダウンロード まずは会員登録から

21.無料トライアル

定額制サービスの最初の1週間無料でお試しができるような仕組みも無料オファーです。

実際に商品やサーピスを使用してもらうことで、価値を体験してもらい購入のハードルが下がったところで継続へと導きます。

例:

  • 今なら3ヶ月無料トライアル実施中
  • 1ヶ月分の無料お試しセットプレゼント

以上、ランディングページで今すぐに使える無料オファーのアイディアを21個でした。ぜひあなたのサービスや商品のランディングページの無料オファーを作成する時に参考にしてみてください。

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