大学生におすすめの自己啓発本は?
大学生が自己啓発本を読むメリットはあるの?
自己啓発本を有効活用する方法を知りたい!
自己啓発本を読んでみたいけど、何から読んだらいいか分からないという大学生に向けて、実際に僕が大学生の時に読んで影響を受けた本の中から、自己啓発本に興味のある大学生におすすめの13冊を厳選しました。
記事の最後で、自己啓発本を120%有効活用する方法も解説しているので、自己啓発本を”読んだだけで終わらせたくない方”はぜひ最後まで読んでみて下さい。
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大学生は自己啓発本を読むべき?
結論、大学生は自己啓発本を読むべきです。
自己啓発本を読むということはただ文字を読むことではなく、経験や知識を共有することです。著者が長年の経験や研究を経て確立した理論や考えを、一冊たったの1,000円ほどで知ることができます。
本を読んで学んだことは自分の経験となると考えると、こんなにコスパのよい投資はありません。
大学生はいわゆるお金はないが時間はあるという状態です。そのため、たくさん遊ぶことも大切ですが将来の自分のために投資をすることも大切です。自己啓発本は将来自分がどのように生きていくかのベースとなる考え方を見つけることができます。
人は25歳までにおおよその考え方のベースができると言われています。25歳を超えると考え方を変えることが難しいのです。そのため、大学生の頭が柔らかいうちにたくさんの新しい情報や考え方に触れて、選択肢を増やしておくことが大切です。
そういった意味でも大学生が自己啓発本を読むことは必ず人生においてプラスに働くと考えています。
よく自己啓発本は意識高い系と言われたりしますが、使い方を間違えなければ自分の成長にプラスになります。後半では自己啓発本を120%有効活用する方法についても解説してきます。
自己啓発本って何?
そもそも自己啓発本の定義は?という方のために自己啓発本ついて簡単にまとめておきます。
Wikipediaによると自己啓発本(自己啓発書)は
自己啓発書(じこけいはつしょ)とは、人間の能力向上や成功のための手段を説く、自己啓発を目的とした書籍。自己啓発本、セルフヘルプ本、自助本とも。
主に人生について取り扱う分野であるため人生書の一種とも考えられ、人生指南書などの表現も存在する。ハウツー本(ノウハウ本)、実用書、ビジネス書なども関連ジャンルであるが、スピリチュアル的な要素や非科学的な内容の場合が多いため、心理学書などの学術書とは峻別される。
https://ja.wikipedia.org/
という説明がされています。いわゆるハウツー本やビジネス書が自己啓発本に分類される本という認識で良いでしょう。
最後のこの一文が気になりました。
「スピリチュアル的な要素や非科学的な内容の場合が多いため」
おそらくこのあたりの概念が意識高い系や怪しいと言われる要素かもしれません。この点はスピリチュアルや非科学的な内容の書籍を避ければ問題はありません。
大学生が自己啓発本を読むメリット
- 新しい考え方に触れることで視野を広げることができる
- 大人にとっての当たり前を学ぶことができる
- モチベーションを高く生活できる
- 目標達成の手助けになる
大学生が自己啓発本を読むデメリット
- 洗脳される可能性がある
- 経験が浅いと理解できない内容がある
- 正しい情報と間違った情報を見分ける必要がある
- 使い方を間違えると意識高い系になる
大学生が自己啓発本を選ぶ時のポイント
先ほど紹介した大学生が自己啓発本を読むデメリットを避けるためには、以下のポイントを守って自己啓発本を選べば失敗しません。(と言っても読書なのでそんなに気張らずに、面白そうなものを読んでみればいいと思いますが)
今回ご紹介する自己啓発本は以下のポイントに当てはまるものを選びました。
- 長い間ベストセラー
- 世界観が広がる内容
- 偏った意見ではないこと
- 今後の生活に活かせる
- ビジネス書もおすすめ
初めて自己啓発本を読もうと思っている人 失敗したくない人はこの辺りに分類される本を選んでおけば間違えありません。
今回も上記の基準に当てはまる大学生におすすめの自己啓発本を厳選しました。
大学生が読んでおきたいおすすめの自己啓発本
- 20代にしておきたい17のこと
- 自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと
- ユダヤ人大富豪の教え
- 嫌われる勇気(幸せになる勇気)
- やり抜く力 GRIT(グリット)
- 本音で生きる
- 7つの習慣
- エッセンシャル思考
- LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
- チーズはどこへ消えた?
- 渋谷ではたらく社長の告白
- FACTFULNESS(ファクトフルネス)
- 人を動かす
① 20代にしておきたい17のこと
・読書や本を読むことに苦手意識がある方
・20代の生き方に悩んでいる方
・人生最大の失敗をする
・大好きなことを見つける
・一流のものに触れる
・人生を100パーセント楽しむ
・死ぬほどの恋をする
・一生つき合える親友を見つける
・両親と和解する
・自分のルーツを知る
・才能のかたちを知る
・専門分野を持つ
他
大学1年生の時のゼミで本を読んで感想をレポートにまとめるという課題が出た時に読んだ本です。自己啓発本に少し興味があったので大学の図書館でこの本を見つけて選びました。
それまで読書があまり好きではなかったのですが、単純に面白いと思えた本です。ページ数も多くないので読書が苦手な人でもさらっと読めます。
内容はタイトルの通りで20代でやっておくべきことをチェックリスト形式で紹介しています。
小説や物語だけが本だと思っている人は、この本を読むことで本を読むことが好きになるかもしれません。大学生が初めて読む自己啓発本におすすめの一冊です。
② 自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと
・海外での生活に興味がある方
・貴重な大学生活を有意義に過ごしたい方
1.物とお金(視界にある“ノイズ”を捨てる。;今使わないモノを捨てる。 ほか)
2.ワークスタイル(不得意な仕事を捨てる。;マルチタスク思考を捨てる。 ほか)
3.メンテナンス(深夜を捨てる。;“質の悪い眠り”を捨てる。 ほか)
4.人間関係(人脈を捨てる。;“なじみ”を捨てる。 ほか)
5.ライフスタイル(「無いと不安」を捨てる。;慣れた住まいを捨てる。 ほか)
20代にしておきたい17のことに引き続き、著者は違いますが同じ20代で〜のシリーズです。僕が海外やフリーランスという働き方に興味を持ったのはこの本の影響です。
サンクチュアリー出版は面白い本を多く出版しているのですが、この本は数ある本の中でも飛び抜けて良書です。サンクチュアリー出版の本はよくヴィレッジヴァンガードで見かけます。
今となっては当たり前になったミニマリストや断捨離といった引き算の考え方について書かれています。
著者の四隅大輔さんはニュージーランドの湖畔で生活しており日本とニュージーランドでノマドライフを送っている方です。ミニマリストやノマドライフ、自由な生活に興味がある方は読んでみてください。
③ ユダヤ人大富豪の教え
・お金について考えを深めたい方
・小説や物語が好きな方
・衝撃的な出会いと最初の試練
・社会の成り立ちを知る
・自分を知り、大好きなことをやる
・ものや人を見る目を養い、直観力を高める
・思考と感情の力を知る
・セールスの達人になる
・スピーチの天才になる
・人脈を使いこなす
・お金の法則を学ぶ
・自分のビジネスをもつ
・アラジンの魔法のランプの使い方をマスターする
・多くの人に気持ちよく助けてもらう
・パートナーシップの力を知る
・ミリオネア・メンタリティを身につける
・勇気をもって決断し、情熱的に行動すること
・失敗とうまくつき合う
・夢を見ること
・人生がもたらす、すべてを受け取る
・最後の試練―ビジョン・クエスト
大学生の時に読書にハマって、初めて自分で購入した自己啓発本がユダヤ人大富豪の教えでした。20代にしておきたい17のことの著者である本田健さんの本です。
20代にしておきたい17のことが面白かったので同じ作者の本を買ってみました。
ユダヤ人大富豪の教えは、成功とビシネスの大原則について学ぶことができます。ストーリー仕立てで物語が進んでいくので、読んでいる感覚は小説と変わらないのですが学びが多く感動します。
こちらもさらっと読み進められるため、普段あまり本を読まない人にもおすすめです。
④ 嫌われる勇気(幸せになる勇気)
・周りの目を気にしない生き方がしたい方
・アドラー心理学に興味がある方
第1夜 トラウマを否定せよ
・知られざる「第3の巨頭」
・なぜ「人は変われる」なのか
・トラウマは、存在しない
・人は怒りを捏造する
・過去に支配されない生き方
・ソクラテスとアドラー
・あなたは「このまま」でいいのか
・あなたの不幸は、あなた自身が「選んだ」もの
・人は常に「変わらない」という決心をしている
・あなたの人生は「いま、ここ」で決まる
第2夜 すべての悩みは対人関係
・なぜ自分のことが嫌いなのか
・すべての悩みは「対人関係の悩み」である
・劣等感は、主観的な思い込み
・言い訳としての劣等コンプレックス
・自慢する人は、劣等感を感じている
・人生は他者との競争ではない
・「お前の顔を気にしているのはお前だけ」
・権力争いから復讐へ
・非を認めることは「負け」じゃない
・直面する「人生のタスク」をどう乗り越えるか
・赤い糸と頑強な鎖
・「人生の噓」から目を逸らすな
・所有の心理学から使用の心理学へ
第3夜 他者の課題を切り捨てる
・承認欲求を否定する
・「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない
・「課題の分離」とはなにか
・他者の課題を切り捨てよ
・対人関係の悩みを一気に解消する方法
・「ゴルディオスの結び目」を断て
・承認欲求は不自由を強いる
・ほんとうの自由とはなにか
・対人関係のカードは、「わたし」が握っている
第4夜 世界の中心はどこにあるか
・個人心理学と全体論
・対人関係のゴールは「共同体感覚」
・なぜ「わたし」にしか関心がないのか
・あなたは世界の中心ではない
・より大きな共同体の声を聴け
映画化もしたベストセラー嫌われる勇気は大学生の時に読んでおくべき本の一つです。
悩みの原因は全て対人関係にあるというアドラー心理学の基本理念をストーリーとともに学ぶことができます。
こんなこと言われると怪しく聞こえるかもしれませんが、生きるのが楽になりました。アドラー心理学の基本である「課題の分離」と「目的論」を理解して実行できると悩みの解決につながるでしょう。
嫌われる勇気の続編として幸せになる勇気もあります。嫌われる勇気を読んでもっとアドラー心理学について学びたいと思ったら読んでみることをおすすめします。どちらもとても学びと満足感がある書籍です。
⑤ やり抜く力 GRIT(グリット)
・社会人になっても使えるやり抜く力を身に付けたい方
・競技スポーツに関わっている方
はじめに ──「生まれつきの才能」は重要ではなかった!
PART 1 「やり抜く力」とは何か? なぜそれが重要なのか?
第1章 「やり抜く力」の秘密
第2章 「才能」では成功できない
第3章 努力と才能の「達成の方程式」
第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?
第5章 「やり抜く力」は伸ばせる
PART 2 「やり抜く力」を内側から伸ばす
第6章 「興味」を結びつける
第7章 成功する「練習」の法則
第8章 「目的」を見出す第9章 この「希望」が背中を押す
PART 3 「やり抜く力」を外側から伸ばす
第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法
第11章 「課外活動」を絶対にすべし
第12章 まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう
第13章 最後に
訳者あとがき
成功する人の共通点はIQの高さや頭の良さ、育ちの良さではなくやり抜く力GRIT(情熱と忍耐力)であるという内容の本です。
大学の卒業が近いて就活が始まる大学3年生くらいには読んでおきたい一冊です。自分の将来のためにやるべきことが見えてきます。
TEDでも人気のスピーチでありYouTubeでは700万回以上再生されています。日本語字幕があるので一度見てみると、やり抜く力 GRIT(グリット)の概要が分かります。
内容もさることながらスピーチ自体が素晴らしいのでぜひ見てみてください。
合わせて読みたい関連記事:大学生にTED動画がおすすめな理由と最初に見るべきスピーチ5選
⑥ 本音で生きる
・行動できない自分を後押ししてほしい方
・言い訳ばかりしてしまう自分から卒業したい方
序章 なぜ、本音で生きられないのか
・堀江さん! 職場で本音を言っちゃダメですか?
・他人のことは「ほうっておけ」
・議論は平行線のままでいい
1章 言い訳をやめる
・「お金がない」という言い訳は無意味である
・「時間がないから、できない」は、現状維持を選んでいるだけ
・「才能がないから、できない」「自分は凡人だから」と言った時点で 「今のままでいい」と言っているのと同じ
2章 バランスをとるな!
・バランスなんかとらなくていい
・安定した仕事や人間関係など存在しない
3章 本音で生きられない理由は「自意識」と「プライド」である ?
・「プライド」はないほうが、みんなに愛される
・猫ひろしは、なぜ、カンボジアで走ったのか
・実現可能性など考えるな 4章 すべてを最適化せよ
・30秒で終わるメールはすぐ返す。5分でできることは、片っ端から片づける
・隙間時間を「最適化」する
・自分の得意(コアバリュー)にこそ、時間を使え
・最短距離で学ぶ
・「今すぐやる」ことこそ、最大の最適化
5章 本音で生きるために必要なこと
・大事なのは、“Give, Give, Give”
・AIはむしろ歓迎すべき
ホリエモンこと堀江貴文さんの著書です。堀江さんの意見は賛否両論ありますが、僕はこの本を読んでやる気が出ました。限りある大学生活を目標に向かって頑張ってみようと思うきっかけになった本です。
「こんなことを言ったら、周りからどう思われるだろう」「浮くのが嫌だから、みんなの意見に合わせよう」と人に合わせているうちに、人生の限りある時間が過ぎていくことは、実にもったいないと堀江さんは語っています。
自分がやりたいと思ったことに、躊躇なく挑戦できる人は、どれだけいるだろうか。「言い訳をするな」「バランスをとるな」「プライドと自意識を捨てよ」というアドバイスは、何かを始めたいのにその一歩を踏み出せない大学生の背中を、力強く押してくれる一冊です。
⑦ 7つの習慣
・本をよく読み読書に慣れている方
・大学生活の基盤を作りたい人
第一部 パラダイムと原則
・インサイド・アウト
・7つの習慣とは
第二部 私的成功
・第1の習慣 主体的である パーソナル・ビジョンの原則
・第2の習慣 終わりを思い描くことから始める パーソナル・リーダーシップの原則
・第3の習慣 最優先事項を優先する パーソナル・マネジメントの原則
第三部 公的成功
・第4の習慣 W i n―W i nを考える 人間関係におけるリーダーシップの原則
・第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される 共感によるコミュニケーションの原則
・第6の習慣 シナジーを創り出す 創造的協力の原則
第四部 再新再生
・第7の習慣 刃を研ぐ バランスのとれた再新再生の原則
・再び、インサイド・アウト
・私がよく受ける質問
自己啓発本の世界的なベストセラーであるスティーブン・R・コヴィーの7つの習慣。日本でも自己啓発本といえば5本の指には入る一冊です。長い本ですが自己啓発本に慣れてきたら読んでみるといいでしょう。
成功して人生を豊かに過ごしていくために身に付けたい、原理原則と7つの習慣がまとめられています。大学生のみならず全ビジネスマンも一度は読んでほしい書籍なので、大学生のうちに読んでおくと周りと差をつけられること間違いなしです。
⑧ エッセンシャル思考
・自分は効率が悪いなと思う方
・周りに流されずに生きていきたい方
PART1 エッセンシャル思考とは何か
第1章 エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考
第2章 選択──選ぶ力を取り戻す
第3章 ノイズ──大多数のものは無価値である
第4章 トレードオフ──何かを選ぶことは、何かを捨てること
PART2 見極める技術
第5章 孤独──考えるためのスペースをつくる
第6章 洞察──情報の本質をつかみとる
第7章 遊び──内なる子供の声を聴く
第8章 睡眠──1時間の眠りが数時間分の成果を生む
第9章 選抜── もっとも厳しい基準で決める
PART3 捨てる技術
第10章 目標──最終形を明確にする
第11章 拒否──断固として上手に断る
第12章 キャンセル──過去の損失を切り捨てる
第13章 編集──余剰を削り、本質を取り出す
第14章 線引き──境界を決めると自由になれる
PART4 しくみ化の技術
第15章 バッファ──最悪の事態を想定する
第16章 削減──仕事を減らし、成果を増やす
第17章 前進──小さな一歩を積み重ねる
第18章 習慣──本質的な行動を無意識化する
第19章 集中──「今、何が重要か」を考える
第20章 未来──エッセンシャル思考を生きる
最終章 エッセンシャル思考のリーダーシップ
エッセンシャル思考もベストセラーのビジネス書です。タイトルにあるように最少の時間で成果を最大にするための思考法がまとめられています。
自分のタスクと人のタスクを分けて考え、自分が何をやるべきなのかを「自分で選ぶ」ことにより、生き方をデザインすることができます。
限られた大学時代を周りに流されずに自分で選ぶことのヒントになる一冊です。勉強や人生、今後の社会人生活にも活かせる思考法です。
⑨ LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
・学校では教えてくれない新しい現代の生き方について知りたい方
・自己啓発本やビジネス本を読み慣れている方
日本語版への序文
序 章 100年ライフ
第1章 長い生涯――長寿という贈り物
第2章 過去の資金計画――教育・仕事・引退モデルの崩壊
第3章 雇用の未来――機械化・AI後の働き方
第4章 見えない「資産」――お金に換算できないもの
第5章 新しいシナリオ――可能性を広げる
第6章 新しいステージ――選択肢の多様化
第7章 新しいお金の考え方――必要な資金をどう得るか
第8章 新しい時間の使い方――自分のリ・クリエーションへ
第9章 未来の人間関係――私生活はこう変わる
終 章 変革への課題
人間の長寿化の進行により、今は100年以上生きる時代になりました。今後の人生は長いのです。ライフシフトでは学校では教えてくれない新しい時代の生き方を豊富なケーススタディとともに解説しています。
中学や高校、親から教えられてきた人生の流れは、現在の大学生世代には当てはまらないものが多いです。そんな新しい時代の生き方を学び、長い人生をステージ別に考えて今後の人生の計画を立てるベースとなる考え方を身につけることができます。
⑩ チーズはどこへ消えた?
・ビジネス哲学に興味のある方
・変わることが怖いと思っている人
自分を変えるにはどうしたらいいか?についてカジュアルなストーリーで学ぶことができる本です。変化を恐れて行動できない人と悩んでいる人は読んでみることをおすすめします。
チーズはどこ消えた?という一見するとポップなタイトルと表紙のデザインからは想像がつかないくらい深い内容です。
といっても読みづらい内容ではなく、ページ数も100ページ程度なので読書が苦手な方や自己啓発本初心者の大学生も、気軽に読めるためおすすめの一冊です。
11. 渋谷ではたらく社長の告白
・将来、起業したいと思っている人
・ベンチャー企業に興味のある方
1章 裏切り、それでも手放せなかった夢
2章 ゼロからの起業
3章 ネットバブルの波に乗る
4章 バブル崩壊、孤独と彷徨
5章 ランナーズ・ハイ
Abema TVを運営するサイバーエージェントの藤田社長の若い時のお話。この手の社長や経営者の本は自分語りのものが多いのですが、渋谷ではたらく社長の告白は勉強になるし、自分も頑張らないと思わせてくれます。
今でこそ誰もが知っている成功している会社であるサイバーエージェントですが、立ち上げには泥臭い努力と想像を絶する失敗の連続だったと知ると、自分のやっている努力はまだまだだったなと気が引き締まります。
将来、独立したり起業したいと考えている人はぜひ一度読んでみてください。
12. FACTFULNESS(ファクトフルネス)
・世の中は悪くなっていると思っている方
・データの分析や論理的な文章が好きな方
イントロダクション
第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章 ファクトフルネスを実践しよう おわりに
FACTFULNESS(ファクトフルネス)はマイクロソフトの新入社員に研修用テキストとして配られたこともある本です。
世の中は思い込みによって判断していることが多いということを数値を引用して解説しています。数値を紐解くと世の中の真実が分かるということを、知っているか知らないかでは大きな差が出てきます。
フェイクニュースや印象操作が多い現代に読んでおきたい一冊です。大学生から読んでおくことで固定概念に騙されることなく生きていけることでしょう。
13. 人を動かす
・リーダーシップについて学びたい方
・人間関係についてのヒントを知りたい方
ページ数:320ページ
改訂にあたって
PART1 人を動かす三原則
1 盗人にも五分の理を認める
2 重要感を持たせる
3 人の立場に身を置く
PART2 人に好かれる六原則
1 誠実な関心を寄せる
2 笑顔を忘れない
3 名前を覚える
4 聞き手にまわる
5 関心のありかを見抜く
6 心からほめる
PART3 人を説得する十二原則
1 議論を避ける
2 誤りを指摘しない
3 誤りを認める
4 穏やかに話す
5 “イエス”と答えられる問題を選ぶ
6 しゃべらせる
7 思いつかせる
8 人の身になる
9 同情を寄せる
10 美しい心情に呼びかける
11 演出を考える
12 対抗意識を刺激する
PART4 人を変える九原則
1 まずほめる
2 遠まわしに注意を与える
3 自分の過ちを話す
4 命令をしない
5 顔をつぶさない
6 わずかなことでもほめる
7 期待をかける
8 激励する
9 喜んで協力させる
付 幸福な家庭をつくる七原則
1 口やかましく言わない
2 長所を認める
3 あら探しをしない
4 ほめる
5 ささやかな心尽くしを怠らない
6 礼儀を守る
7 正しい性の知識を持つ
訳者あとがき
カーネギーの人を動かすも古くからある自己啓発本のベストセラーです。全て実践するのはかなり難しいですが、自己啓発本の定番中の定番である人を動かすも読んでおくと今後の人生に役に立つビジネス書です。
人を動かす3原則や人を説得する12原則など、人間関係の構築やリーダーとして活躍するために大切な要素が詰まっています。
今回ご紹介した本の中ではページ数が多く、また海外のシュチュエーションの事例で物語が展開されていくため、理解が少し難しく感じます。
そのため、自己啓発本を読んで読書にハマったら読んでみるといいでしょう。翻訳本で長いので少し上級者向けの本です。
大学生が自己啓発本を120%有効活用する方法
自己啓発本を読むと本を読んだという満足感があります。自分が何かを何遂げたような気分になるでしょう。僕も大学生の時はそうでした。
しかし、実際は本を読んだだけ。知識や新しい概念は知っているだけではなく、試してみて初めて効力を発揮するものです。
そこで、自己啓発本を読んだ後に120%有効に活用する方法を紹介します。
読んだらすぐに行動に移す
自己啓発本に興味を持ったあなたは「自分を変えたい」「今の生活や自分の性格に満足いっていない」「もっと自分を高めたい」と思っているはずです。
それなら、自己啓発本を読んだだけでは意味がありません。読んだだけで満足していたら、ただの意識高い系のノウハウコレクターです。もちろん、読書として楽しむだけでもOKです。
しかし、読書後にすぐに行動に移すだけで、自己啓発本を120%有効活用することができます。
具体的には
- どうしたら自分の生活に取り入れられるかを考える
- 学んだことをすぐに生活に取り入れる
- 気になった内容をググってみる
- 同じ著者の作品を読んでみるのもアリ
自己啓発本で学んだことを自分の生活に取り入れてみましょう。ノウハウは実践してこそ意味があります。
本の全てではなくても良いのです。自分がいいなと思ったポイントだけでも実践してみましょう。実践しづらいことはどうしたら取り入れられるかを考えるだけでもOKです。
また気になった内容をメモしておいて、ググってみるのもいいアウトプットです。いいなと思う本が見つかったら同じカテゴリーや同じ著者の別の本も読んでみましょう。
1冊の本の内容、主張だけが正しいと思わないこと
自己啓発本だけの注意点ではありませんが、本に書かれている情報や主張はあくまでも筆者の意見や本の内容だけであるということを忘れていけません。
今回はなるべく内容や主張に偏りがない本を選びましたが、中には偏った意見のものやねじ曲がった主張のものもあります。そのため、1冊の本を読んでその本の内容が全てだとは思わないようにしましょう。
いい内容だなと思ったら、同じジャンルの別の著者の本を読んでみると良いでしょう。同じジャンルでも違った主張を得ることができます。
時間を空けてもう一度読んでみる大切さ
一度読んでみて「よく分からない」「全然いい本ではない」「自分には合っていない」と思うことはよくあることです。自分の生活や思考のレベル、経験などとあまりにも遠い内容の本は内容が理解できないことがあります。
だからといってこの本はダメな本だと決めつけてしまうのはもったいこと。「よく分からない」「自分には合わない」と思った本でもすぐに捨てたり、売ったりせずに大切にとっておきましょう。
そして、大学生活、サークルやバイト、恋愛など人間関係や経験を積んだ上で時間を空けてもう一度読んでみましょう。初めて読んだ時とは全く違う感想を持つことがあります。
自己啓発本は自分の悩みやコンディション、置かれている環境なども受け取り方も変わってきます。そのため、一度読んだ本は少し時間を空けてもう一度読んでみることも大切なことです。
大学生は自己啓発本を読んで世界を広げよう
自己啓発本は漫画や小説とは違い考え方や生き方、ビジネスに関する知識を手軽に学ぶことができるいい手段です。自分の考え方の幅が広がると今後の人生が変わることがあります。これは決して大げさではないと考えています。
ただし、あくまでも手段です。自己啓発本を読むことが目的になってしまうと、意識高い系や読書好きと変わりません。そのため、自分をより良くするための手段をして自己啓発本を有効活用してみて下さい。
自己啓発本は本を読むだけですが、知識と経験が身に付きます。意識高い系と言われようとも僕は大切な投資だと思っています。
特に大学生はお金はないが、時間はある状態です。大学の授業を受け、たくさん遊ぶことも大切ですが、二度とない20代の大学生生活を無駄にしないために、たくさん本を読んで将来のために視野を広げてみて下さい。
それでは大学生活の貴重な時間に充実した読書ライフをお過ごし下さい。
大学生が自己啓発本を選ぶ時のポイント
大学生は以下の基準で自己啓発本を選ぶことがおすすめです。
- 長い間ベストセラー
- 世界観が広がる内容
- 偏った意見ではないこと
- 今後の生活に活かせる
- ビジネス書もおすすめ