【2024年】未経験から独学でWebライターになるための勉強方法まとめ

現在は、AIライティングの登場でWebライターの価値について議論されていますが、Webライターの基礎知識の重要性は変わりません。

そこで、この記事ではWebライターに必須の4つのスキル+単価アップのために必要なスキル勉強方法をまとめました。

私も未経験から独学でWebライターを始めて、現在(2022年11月)はWebライターとして月30万〜40万ほど稼いでいます。

昔の私もそうだったのですが、Webライターという仕事に興味を持ってGoogleで「Webライター 始め方」「Webライター 未経験 方法」などと調べると「未経験からライターになる方法」「Webライターになるための手順」といった記事が表示されます。

しかし、その記事の内容は

  • 「いきなりクラウドソーシングサービスで仕事を受注しよう」
  • 「Webライターとして就職して経験を積む」
  • 「未経験でもWebライターになれるよ」

などといった内容が多く、肝心な勉強方法が書かれていない記事が多いなと思っていました。

そこで、この記事では「未経験から独学でWebライターになるための勉強方法」を必要なスキルとともに体系的にまとめてみました。

この記事を読んでほしい人

  • Webライターになるためにライティングの勉強をしている人
  • これから勉強しようと思っている人

この記事通りに勉強することで、ランサーズクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを利用して、Webライターとして月に1万〜5万円くらいの仕事ができるようになれます。

Webライターとして最初の一歩を踏み出すための参考にしていただけたら幸いです。

【ライター独学方法ステップ1】読みやすい文章について学ぶ【文章力】

まずはWebライターとしての基本である文章力を勉強しましょう。Webライターは紙媒体のライターと比べると高度なライティングスキルは求められませんが、ライターとしてお金をもらってお仕事をするうえでは最低限の知識は勉強しておくべきです。

文章力は本を2冊とライティングのルールの書かれたサイトをチェックすれば十分です。まずはここから始めましょう。

新しい文章力の教室

新しい文章力の教室は多くのライターやブロガーもおすすめしている良書です。文章の基本、ライティングのルールについて学べます。

文章について勉強したことがある方だと物足りなく感じてしまうかもしれませんが、忘れてしまいがちな基本がまとめられているため読んでおいて損はない1冊です。

あとから何回でも読み直せばいいので最初は読み込みせずにサクッと目を通すだけでOKです。

20歳の自分に受けさせたい文章講義

2冊目は20歳の自分に受けさせたい文章講義です。この本は「嫌われる勇気」の著者でもある古賀史健さんが書かれています。初心者ライターの悩みである「話せるのに書けない」を解決することができます。

読まれる文章の書き方、文章を書く上でのマインドセット、文章構成から推敲に至るまで文章についての基本が詰まった1冊です。特に紹介されている文章の構成方法はかなり役に立ちます。

Pro Writerの記事をご紹介

株式会社Remediesのひがしまきさんが運営している「Pro Writer」というサイトです。

ライティング講座としてライティングについて基礎知識、文章を書く時のルールなどを発信しています。

またライティングガイドライン日本語文法も一度目を通しておくと良いでしょう。ライティングガイドラインは文章の書き方の指標となるもので、ライティングガイドを守ることで読みやすい文章が書けるようになります。

日本語文法は中学生の時に習ったけど、みんなが忘れてしまっている日本語の正しい文法について学ぶことができます。

Pro writer

記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集

ライティングのルールに関して、サイトではなく書籍として手元に置いておきたいという方は「記者ハンドブック」がおすすめです。こちらは新聞記者用ですが、文章の基礎の部分なのでWebライターにも通ずるものがあります。

記者ハンドブックは最初から読み込むというよりは、分からない時や迷った時にサクッと調べる辞書のような1冊です。

必須ではありませんが持っていると何かと便利な1冊です。

【ライター独学方法ステップ2】記事を上位表示させるスキル【SEO基礎】

グーグルやヤフーなどの検索エンジンで記事を検索結果の上位に表示させるスキルのことを「SEO」といいます。良い記事を書いても誰にも読まれなくては意味がありません。

コラムライターや面白記事のライターなどSEOが必要ない仕事もありますが、クラウドワークスやWebマーケティングの企業と契約をするとSEOを意識した記事作成を求められる場合が多く、Webライターには必須のスキルと言っていいでしょう。

ただしSEOはかなり専門的で奥が深いため突き詰めるとキリがありません。そのためWebライターを目指すなら記事の作成に必要な最低限のSEOスキルを身につけましょう。

沈黙のWebライティング

SEOに強いWordpressテーマ「賢威」の作者である松尾茂起さんの著書です。SEOライティングについて分かりやすく書かれています。

かなり厚い本ですがLINEのような会話形式でストーリーが進んでいくためサラッと読めてしまいます。ストーリーやキャラクターはふざけていますが、かなり濃い内容になっています。

Webライティングの基礎に関してはこの1冊で十分勉強できます。SEOの知識は常にアップデートされているため、これ以上の以上の知識は本よりもネットで調べた方が新しい情報がゲットできます。

バズ部のSEOカテゴリー記事

SEOといったら避けては通れないのが「バズ部」です。SEO関連のキーワードで上位表示をしているため、目にしたことがある方も多いはずです。

初心者に向けたSEOの基礎から専門的な知識まで役に立つ記事が詰まっています。できれば、SEOカテゴリーの記事はすべて読んでおくのが理想ですが、最低限読んでおくべきは以下の4記事です。

バズ部はライティングだけではなく、ライティングに関しても良質な記事が多いため、一通り読んでおくことをおすすめします。

manablogのSEO対策の完全マップ【入門・基礎・中級・上級:16記事で解説】

manablogはブログで月800万円稼ぐマナブさんこと坂内学さんのブログです。

現在はYoutubeに集中しているため、ブログの更新は止まっていますが過去の記事は役立つ記事がたくさんあり宝の山です。manablogにはハウツー記事やまとめ記事が多く、SEOに関してのまとめ記事も存在します。

【関連記事】SEO対策の完全マップ【入門・基礎・中級・上級:16記事で解説】

この記事はレベル別にSEOに関しての知識が段階的に書かれているのでかなり分かりやすいです。manablogには他にも多くのSEO関連の記事がありますが、まずはこの記事にまとめられた16記事だけで十分です。

【超重要】コンテンツマーケティングについて理解しておこう!

ライターにはコラムライター、インタビューライター、ポエム、小説など様々な種類がありますが、圧倒的に世の中の需要が高いのが「SEOライター」「コンテンツライター」です。

というのもライティングの仕事はコンテンツマーケティングというマーケティング手法の一部を担っている仕事です。

ライターが書く記事はかならずゴールがあります。例をあげるのであればライターが書いた記事によって集客を行い、自社のサービスを販売したり、認知を高めることなどです。

しかし、最初は自分の記事がどのように使用されているか?どんな意味があるのか?わからないかと思います。

そのため、記事の書き方やSEOについての基礎を理解したら、次はコンテンツマーケティングについて勉強しておくことがおすすめです。

どうしても、最初は一生懸命に文章力についての本を読みがちですが、それと同じくらいもしくはそれ以上にマーケティングの知識は重要です。

コンテンツマーケティングについてこの1冊でOKです。(この本はライターで稼ぐことを目指すなら必須です。)

コンテンツマーケティングについて勉強することで、ライターが求められていること、役割を理解することができるため、クライアントの意志にあったライティングをすることができます。

個人的にはコンテンツマーケティングについてもっと早く知っておきたかったという思いが強いため、ここで紹介しておきます。

【ライター独学方法ステップ3】実践で文章力を磨く【記事執筆】

基本的な文章力とSEOについて勉強したら、次は学んだことを実践していきましょう。Webライターにおいて実践とは、記事を書くことです。たくさん書いて、書いて、記事の執筆に慣れていきましょう。

ここでは記事の作成の練習方法を3つ紹介します。

Webライター初心者が知っておきたい読まれるブログ記事の書き方

まずブログを書くといってもどうやって記事を書いたらいいのでしょうか?

そんな疑問を解決しましょう。ブログ記事には大まかな型があります。オリジナリティのある記事は魅力的ですが、個性を出すのは基本的な記事作成ができるようになってからです。

まずはざっくりでOKです。ブログ記事の構造を理解しておくことが大切です。

【関連記事】Webライター初心者が知っておきたい読まれるブログ記事の書き方

自分のブログを立ち上げて記事を執筆

ブログ記事の書き方が分かったら実際に記事を書いてみましょう。Webライターは文章の練習やライティングスキルを示すポートフォリオにもなるため、自分のブログを立ち上げることをおすすめします。

自分のブログで10記事〜30記事くらい書くと記事作成の流れを理解できるため、仕事を受注してもいいでしょう。

はてなブログnoteなどでもブログは書けますが、できればWordpressでブログを立ち上げることをおすすめします。

WordPressでのブログの始め方はヒトデさんの「hitode blog」が参考になります。

WordPressでのブログ立ち上げは少し面倒ですが、一度立ち上げてしまえば自由度の高いブログが作れるため、早いうちに作っておきましょう。

クラウドソーシングのタスク案件に挑戦

ンサーズクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスの仕事には「タスク案件」と「プロジェクト案件」の2つのタイプの案件があります。

プロジェクト案件は、仕事の募集に対してライターが条件やプロフィールを提案して、クライアントと契約、連絡を取り合って作業を進める仕事の体制です。

一方、タスク案件は数あるお題の中から、ライターが書けそうなものを選んで記事を執筆、内容に問題がなければクライアントが承認するといった形でおこなうお仕事のことです。

タスク案件は1件10数円〜100円とかなり安いものが多いですが、Webライターとしてお仕事をしてお金を稼ぐという体験ができるため実践的なライティングの練習にはなります。

ただし格安なタスク案件だけでは稼ぐことはできないので、あくまでも練習として望むようにしましょう。タスク案件は頑張って取り組んでも消耗するだけなので、多くても5件程度にしましょう。

ブログで記事を10記事作成、タスク案件も5件ほどおこなったら、早めにプロジェクト案件に応募して継続案件を狙っていきましょう。

【ライター独学方法ステップ4】単価アップするために必要な知識

Webライターにとって「ライティング」と「SEO」は必須なスキルです。ここからはWebライターが身につけておくと単価アップや仕事の幅が広がる+αの知識をご紹介します。

WordPressの基本操作【CMS入稿】

ブログの立ち上げの際に少し触れたWordPress。WebライターはWordPressの知識があると単価を上げられる可能性が出てきます。

Webライターは基本的に作成した原稿をテキストファイルで納品しますが、WordPressの知識があると納品の際にWordPressに直接入稿するところまで請け負えるため、単価アップを交渉しやすくなります。

クライアントもWordPressへの入稿やタグつけ、文字の装飾などは手間がかかるため、提案が通りやすいのです。WordPressの基本知識が学べるサイトを2つ紹介します。

ドットインストール

WordPressの基本操作はドッドインストールで勉強しましょう。短い動画で分かりやすく解説しています。

ただしドットインストールはプログラミングの学習サービスなので、Webライターは記事の投稿の仕方とダッシュボードの使い方だけ覚えておけばOKです。

サルワカ

サルでも分かるをテーマにWeb関連を発信しているサルワカ。WordPress初心者が知っておきたい22のポイントも読んでおくとWordPressに関する概要が理解できるかと思います。

セールスライティング【物を売るためのスキル】

単価アップや仕事の幅が広がるかもしれない+αのスキルの2つ目は「セールスライティング」です。

セールスライティングは物を売るためのライティングのことで、セールスライティングについて理解のあるライターを募集している案件もあるため、覚えておくと何かと役立つスキルです。

セールスライティング・ハンドブック

セールスライティングについて知りたい場合はセールスライティング・ハンドブックがおすすめです。

この本1冊でセールスライティングの概要が理解できます。タイトルにもあるように「売れるコピーの書き方から仕事の取り方まで」を解説した1冊です。

基礎知識がないと理解しづらい表現もありますが、持っていて損はないかと思います。

セールスライティング・ハンドブックは新たにSNSやネット関連の内容が追加された新版が発売されました。これから購入される方は新しいセールスライティング・ハンドブックをおすすめします。

【ライター独学方法まとめ】

独学でWebライターのなるための勉強方法を紹介しました。Webライターはエンジニアやデザイナーなどに比べると難しいスキルは必要ありません。参入のハードルが低いがゆえに仕事が取りづらい、稼げないというWebライターも多くいます。

そのため、仕事に取りかかるならなるべく早い方がいいです。今回ご紹介した内容をサクッと勉強して、一通り理解したらどんどん仕事を獲得して実績を積んでいきましょう。

バズ部の誰でも最短かつ確実に売れるコピーライターになるための10の方法でも紹介されていますが、ライターとして成長する方法は

書け
もっと書け
もっともっと書け
さらに、もっと書け
書きたくない時も書け
書きたい時も書け
何か言いたい時は書け
何も言いたくなくても書け
毎日書け
書き続けろ

10 Steps to Becoming a Better Writer

ライターとしてスキルアップするためには、とにかく書くことが大切です。勉強も大切ですが、勉強ばかりにハマって行動しない「ノウハウコレクター」にならないように気をつけましょう。書く練習はブログで10記事書くことから始めてみましょう。

書くのが遅いという方はこの記事が参考になるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。

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